種類···浮世絵広重 東海道五十三次 保永堂版 手摺木版画 悠々洞出版全27集　55枚揃いです。父がかなり前に購入していた木版画です。購入時の価格はかなり高額だったそうですが、一度見ただけで満足し、その後は押入で保管されていました。昨年の年末に、押入で発見し、どんなものかと思い、版画を1枚一枚じっくり見てみました。木版画と言えば、中学生の時に薄い板に彫刻刀で彫り、粘度のある黒インクを塗ってから、紙をのせ、ばれんで刷り込む、ざくっりとした絵柄をイメージしていたのですが、これは別ものでした。細かいですし、多色で、ズレというか大雑把なところがなく、精緻です。これは復刻版ですが、江戸時代にこんなに精緻で、情緒があり、色鮮やかな木版画が制作されていたとは少し驚きです。それぞれの絵がどういう状況を描いているのかが気になり、「謎解き浮世絵叢書　東海道五拾三次　ニ玄社」という解説書を購入して読み、理解が深まりました。しかし、ここまで忠実に江戸時代のオリジナルを再現するとは、と感心しました。版画1枚一枚に、彫師、摺師の方の名前が刷られているのですが、自信の現れなんでしょうね。保永堂目録、題字序文、解説書付きになります。用紙：越前生漉奉書体裁：絵柄は額縁台紙付き、各集毎にたとう入り、帙入り絵柄サイズ：30.5㎝×19.5cmケースサイズ：45cm×32.5cm×7.5cm#広重　#廣重　#東海道五十三次　#浮世絵#版画　#木版画　#日本橋　#箱根